FM石川の「アネックスウイング・金沢ダンディータイムズ!」石川県以外の方や聞けなかった方に番組の内容をお伝えしたいと思います。今回は15回目です。
ダンディーとは、男性の格好いい立ち居振る舞いやファッションセンス、いなせな生き方のこと。ダンディーな靴、音楽、趣味―――Natty Timesと金沢のショップがダンディーなライフスタイルについて考えるアネックスウイング金沢ダンディータイムズ。
男性リスナーはあなた自身のために、女性リスナーは彼氏、パートナーなど身近なアノ人のために参考にしてください。
藤重さん:今週もこの方をお迎えしました。アネックス・ウィングの店長、山本徳さんです。こんにちは。よろしくお願いいたします。さてさて店長、松の内も過ぎまして世の中も通常モードで動き始めておりますけれども、現在お店の様子っていうのはいかがですか?
自分:年末なんかもすごく雪が多くて大変だったんですけども、おかげさまで頑張っています。
藤:人も物も活発に動き始めた時期で、ちょうど春夏物それから秋冬物、いろいろなファッション関係のニュースっていうのも入ってきていますけれども、前にも一度お話を聞いたと思うんですが、時計の2006年度のモデルっていうのは大体春ごろに発表されるんですよね。
自: そうですね。時計の場合、新作発表というのは年に一回しかないんですね。ウインターとかサマーとかそういうのは無いんで、それが大体4月ですね。3月末から二週間ぐらいで、スイスのバーゼルっていう都市ともう一つはジュネーブっていう都市―――日本で言うと東京と大阪みたいな感じですね、この二つの場所で開かれるんですね。で、ブランドによってはバーゼルでやっていたり、ジュネーブでやっていたりしてますね。で、僕らバイヤーが毎年そこに新作を見に行ったりします。
藤:今年はどういう流れがきているというか…どういう感じなんですか?
自:実際はこういうのって トップシークレット なんで、なかなか教えてくれないんですけども、ここ近年で非常に各ブランド、いわゆるレディースモデルですね―――女性に対する時計とかにもすごく力を入れてて、すごく 面白い時計が出てきてますね。
藤:ここしばらく色々とお話をお聞きしていて、私が個人的に―――全員が全員そうかと言われると違うと思うんですけど、男性っていうのは中身の機能にこだわる人が多いような気がして、対する女性っていうのは機能もそうだけれども、それよりも見た目が大事だなって思っている方が多いんじゃないかなと思うんですけれども、その女性用の時計っていうのはどんな物たちが揃っているんですか?
自:ウチで扱っているブランドですと ジラール ペルゴ っていう、
藤:ジラール ペルゴ……またまた難しい名前が出てきました(笑)
ジ: ちょっと言いにくいですよね(笑)。こういうブランドがありまして、歴史としては1791年ぐらいから。すごく古いですね、ここは。それぐらい昔からやっているブランドでして、先週ゼニスの時計でマニュファクチュールっていう、自社一貫生産っていう話をしたんですけど、ここもその一つですね。
藤:外側も中側も作るっていう…
自:そうですね、自分達でしっかり作っているブランドでして、非常に歴史がある分、彼らだけの技術、ここにしかできないモノっていうのをしっかり持っていますね。
最近ですと、去年引退されたんですけど、元々ここの会長さんが車のフェラーリの会長とすごく仲が良くて、昔フェラーリの会長がラリーをやっていたんですね。で、その時にナビゲーターをしていた人なんですね。本当に親友みたいな人なんですけども、そういう間柄もあって、このブランドはレディースも含めてフェラーリモデルとか去年まで作っていましたね。
特にレディースに関しては樽型にできている綺麗なモノとかがあるんですけども、さっき言っていたように中身だけとかではなくて外側の部分もですね、例えば文字盤にはギョーシェっていう模様があるんですね。放射線状にすごく綺麗に文字盤が見えるようになっていたりとか、ローマ数字の書き方とか、例えばケース自体も女性の方にフィットするように綺麗なカーブ―――曲線を描いているとか、そういう時計がたくさんありますね。このブランドなんかはその技術がすごく強くて、ウチにある人気のモノで『1945』っていうモデルがあったりするんですけども、これはもうそのまんま1945年から、
藤:これまた古いですね。
自:それぐらい昔から変わらないデザインでずっと使っている時計もありますね。
藤:へえぇ〜。それで今日は写真をね、先ほどちょっと見せていただいたんですけども、写真にもかかわらず気品高いというか、そういったオーラみたいなものも伝わってきますし、なんか白いシャツに似合いそうだなっていう印象をすごく受けました。
自:そうですね。今ここにもありますけども、ハードなっていうイメージよりも可憐な感じで、シャツから見えるとすごく「可愛いな」とか「綺麗だな」っていう時計ですよね。
藤:あと先ほど丸みというか曲線というお話もありましたけれども、女性ならではのしなやかな感じっていうのがすごく写真から伝わってくるというか…
自:特にこのブランドはそういう曲線とかをすごく得意としているんですけど、例えば普通の時計っていうのは中身を作ってそれに合うケースを後で作るんですよね。先週も例にしましたけど、車でいうとエンジンを作ってそれに合うボディーを後で考える―――それが普通の時計なんですね。ですけどこのブランドはまずケースを作るんです。外から作るんですね。要は女性の腕のフィットとか全体的なバランスを考えた上で、それに合う中身を作る。ん、でも、ここぐらいですね、こういうのやってるのは。
藤:面白いですね。
自:面白いですね。工程が逆になるかどうかによっても、そのブランド性って全然変わってくるんで、すごく面白いですよ。
藤:時計として私たちは受け取りますけども、その作られ方っていうのを教えてもらうとこれまた見る目が変わるというか、面白いですね。
自:ですからそういう風にできている時計なので、女性の方は色々と合わせ方が面白いですよ。
藤:先ほど店長のお話にもありましたけども、最近はあんまり男性用だからとか、女性用だからとかっていう境目っていうのは、昔に比べると無くなってきましたかね。
自:確かにそういうのは無くなってきてますね。
藤:なるほどね。一緒に使えるっていうのもいいですよね。
自:面白いですよね。ですから今年のバーゼルとジュネーブでどういったものが出てくるかっていうのは、今からもう楽しみですよね。
藤:春が待ち遠しくなりますね。男女の間に線を引かないというのも―――男女分け隔てなくというか、一人の人として人間を見るように、時計もそういった形で見るっていうのもダンディっていうスタイルに繋がっていくのかな、と…
自:色々なコンセプトっていうのはやっぱりあるんで、自分がどのコンセプトが好きで―――例えばエレガントなのか、女性でもかっちりした格好いい時計をつけたいか、それはその人が寧ろこだわってしっかり付ければいいと思いますし、男性も勿論そうですから、そういう風に時計を求めると面白いかと思いますね。
藤:好きなスタイルにこだわってっていうことですよね。わかりました。今週もどうもありがとうございました。